1993年より日本在住の陶芸家。
粘土片から作られた、ダイナミックな「空間画」のように見えるセラミック彫刻が、アーグネス・フス作品の魅力である。
彼女の創作はアジアの伝統と哲学に根ざし、東西の影響を本能的に融合させたもので、作品の基本要素は日本の着物の帯に似ている。
30年以上にわたる活動は現代陶芸に欠かせない存在となり、
世界的に有名なロエベ・クラフト・アワード 2025 のファイナリストに選出されるなど高い評価を得ている。
1990年:モホリ=ナジ国立美術工芸大学(陶芸専攻)修士課程修了(ブダペスト/ハンガリー)
1993年:長野県に築窯
1993年:ヨーロッパ陶芸ワークセンター(EKWC/オランダ)滞在制作
2004年:個展「新感覚やきものシリーズ」(INAX世界のタイル博物館/常滑)
2006年:NHK教育テレビ「器夢工房」に出演(6月11日)
2007年:「めし碗グランプリ」大賞受賞(波佐見町/長崎県)
2012年:展覧会「らせんがつくる無限の形」(信楽陶芸の森企画/日本)
2012年:第22回 ヴァロリス現代陶芸ビエンナーレ出展(フランス)
2013年:国際陶芸アカデミー(IAC)会員に選出(ジュネーブ/スイス)
2015年:フェレンツィ・ノエミ賞受賞(ハンガリー文化遺産省)
2018年:企画展「宇宙に訊ねよう」ゲストアーティスト(多摩美術大学美術館/東京)
2020年:World Art Tokyo/Satellites 招待作家(文化庁・アート東京/東京)
2021年:個展「StoppStone – アーグネス・フス作陶展」(K.A.S.ギャラリー/ブダペスト)
2023年:台北成功高級高校 アーティスト・イン・レジデンス/招待作家(台湾)
2023年:第15回 土岐市織部現代茶陶展「TOKI」織部大賞(岐阜県土岐市)
2023年:第10回(第7回は2017年)菊池ビエンナーレ展 出展(菊池寛実記念 智美術館/東京)
2024年・2021年:ハンガリー陶芸展 ゾルナイ賞・コレクタープライズ受賞(ペーチ/ハンガリー)
2024年:台湾陶芸ビエンナーレ 審査員推薦賞受賞(台北/台湾)
2024年:ホモ・ファーバー・ガイドに「世界の優れた工芸作家」として認定
2025年:ロエベ財団クラフト賞 ファイナリスト選出